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注射の方法

注射の手順

注射の方法

ステップ①注射器に注射する薬液と同じ量の空気を入れる

  1. 針保護キャップを付けたまま、プランジャーの先端が、注射する量の目盛りまでくるようにプランジャーを引き、注射器に空気を入れます。

  1. 目盛りは、プランジャーの針側の先端の高さで読み取ります。

注射器の目盛りの見方

多くの注射器では、目盛りは0.01mLごと*についていて、数字は0.1mLごとに記載されています。
目盛りは、プランジャーの針側の先端から読み取ります。

プランジャーの先端が山型に見える場合は、プランジャーの先端のすそ野にあたる箇所の目盛りを読みます。

  • *使用する注射器の種類によって異なる場合があります。ご不明な点がある場合は医療スタッフにご相談ください。

ステップ②注射器内の空気をバイアルに入れる

  1. 注射器から針保護キャップをまっすぐ外します。

  2. バイアルを準備マットに置いた状態で、注射器をバイアルの真上に垂直に立て、針をバイアルのゴム栓にまっすぐ刺し込みます。刺す場所は、ゴム栓のおおむね中央付近で、できるだけ毎回少しずつ位置をずらすようにしましょう。 

  3. プランジャーを押し、注射器の中の空気をバイアルに注入します。 このとき、針先が薬液につかないようにしてください。

    • 空気を薬液の中に入れると薬が泡立ってしまい、正確な量を注射器に入れることができなくなるため、注意してください。

ステップ③薬液を注射器に吸う

  1. 利き手で注射器を、反対側の手でバイアルをしっかり持ち、針をバイアルに刺したまま、全体をゆっくり逆さにします。

  2. 針の先端が薬液の中にくるように、注射器とバイアルの距離を微調整することでバイアルに刺さっている針の深さを調整します。 次に、針の先端が薬液の中にあることを確認しながら、プランジャーをゆっくり引いて、注射する量の薬液を注射器に吸います。

    • このとき、注射器の針がバイアルのゴム栓から抜けてしまったり、プランジャーを引きすぎて注射器から引き抜いてしまったりしないよう注意してください。
  • バイアルには数回分の薬液が入っているので、多くの場合、バイアル内の薬液のすべてを注射器に吸う必要はありません。
  • 注射器には注射する量の薬液のみを吸ってください。
  • 薬液が残っている場合は、翌日の注射に備えてバイアルを箱に戻し、冷蔵庫で保管してください。

ステップ④注射器の気泡を抜く

  1. 針をバイアルに刺したまま、注射器の中に大きな気泡がないか確認します。
    大きな気泡があると、その分、注射する薬の量が減ってしまうため、取り除く必要があります。

  2. 注射器の側面を指で軽くたたいたり、はじいたりして、気泡を注射器内の薬液の上方に移動させます。

  3. 注射器とバイアルの距離を調整して、針の先端が薬液の水面より上に出た状態にし、プランジャーをゆっくり押して大きな気泡をバイアル内に戻します。

    • 針の先端を薬液に入れたまま気泡をバイアルの中に戻すと、薬液が泡立ってしまうため、注意してください。
  1. 大きな気泡を取り除いた後、針の先端を再び薬液の中に戻し、ステップ③-2と同様に、プランジャーをゆっくりと引いて、注射する量の薬液を正確に注射器に吸います。

ステップ⑤バイアルから針を抜く

  1. 注射器とバイアルをそれぞれの手でしっかり持ったまま、もう一度全体の上下を逆さにして、バイアルを立てた状態に戻し、準備マットの上に置きます。

  2. 利き手で注射器、反対側の手でバイアルをしっかり持ったまま、注射器を持つ手を上に持ち上げて針をまっすぐ引き抜きます。

  3. 注射器を準備マットの上に置きます。
    この時、針が準備マットの表面に触れないように注意してください。

針に針保護キャップは付け直さないでください。
付け直すときに、針で指を刺してしまうリスクがあります。

ステップ⑥注射位置を決め、消毒する

  1. お腹、太ももの前面中央、二の腕の裏側*のなかから注射位置を決めます。
    お腹の場合は、おへそから5cm以上離れた位置を選んでください。
    また、毎回同じ位置に注射することにならないように、前回の注射位置からは2.5cm程度以上離れた位置を選んでください。

    *ご家族の方などが注射する場合のみ

皮膚が赤くなっている部分、腫れている部分、ほくろの上には注射できません。

  1. 注射位置を、消毒綿の2枚目で円を描くように消毒してください。

  2. 消毒した部分を触ったり、あおいだり、息を吹きかけたりせずに、約10秒間待ち、皮膚を乾かしてください。

ステップ⑦注射位置の皮膚をつまむ

  1. 利き手と反対側の手の親指とほかの指で、注射位置の皮膚を約5cmごく軽くつまみます。
    皮膚を軽くつまむことで、針を深く刺しすぎず、皮下に注射しやすくなります。

薬は皮膚のすぐ下にある組織(皮下)に直接注射してください。静脈や筋肉に注射してはいけません。

ステップ⑧薬液を注入する

  1. 利き手で注射器の筒部分をイラストのように持ちます。

  2. 皮膚に針を刺してさらに少し深くまで進め、皮膚の中にしっかりと針が入っていることを確認*します。

    *針を刺す深さについては、医師や医療スタッフの指示に従ってください。

皮膚に対して45~90°の角度で針を刺してください。

  1. プランジャーをゆっくり押して薬液を注入します。

  2. 最後まで押し終わった後、ゆっくりと5秒数えてください。

  3. 軽くつまんでいた皮膚を放し、続いてゆっくりと針を抜きます。 このようにすると、薬液が皮膚から漏れにくくなります。

  1. 注射位置を消毒綿で数秒間軽く押さえます。止血していることを確認してください。その際、注射位置を揉まないようにしてください。出血がある場合は絆創膏を貼り、その上から5分間程度しっかり圧迫します。

針は針保護キャップを付けず、そのまま廃棄容器に捨ててください。